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2019.02.26
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右京歯科医師会学術講演会

平成31年1月12日京都ブライトンホテルにて右京歯科医師会は始まった。

新年学術講演会は冨井真左信学術委員の司会進行により行われた。

「補綴臨床におけるデジタルデンティストリーの真髄」という題で日本デジタル歯科学会理事長の末瀬一彦先生に講演していただきました。日本の歯科技工士さんは世界でもトップに位置しているがデジタル化の機械系に対しては世界においていかれてしまっている状態である。

現在のジルコニアは透明性をとるのか強度をとるのか。支台歯によってジルコニアフレームを使い分ける必要がある。最新のマテリアルではPEEK材の進化が注目されている。欠点は色が良くない透明性がない。利点は弾力性がある。永久性はないと思われるがコピーデンチャーなどではよいのではないかと考えられている。もう一つインプラントのフレームにも弾力性があり注目されている。保険適応になったCADCAM冠は永久的なものではなく、削れる、割れる、色が変わるなどの弱点があり何年もつかのエビデンスが全くない。5年?7年?これはしっかり説明してダメになったらやり直すことが重要である。

CADCAM冠の3年経過などの症例を提示して9割は良好。問題が起きた脱離、破折においてはサンドブラスト処理とプライマー処理が重要である事を説明された。

特にサンドブラスト処理は接着直前にすることが非常に重要である。プライマー処理においてプライマー塗布後ドライヤーにて110度で30~60秒くらい温めると接着力があがるので適切な操作が重要である事を念入りに説明された。

また支台歯形成、クラウンの適合性、接着操作がCADCAM冠への成功につながると締めくくられた。

 

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