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2020.05.06
ブログ

虫歯になる4つの原因

こんにちは

助手の坪井です^ ^

自粛が続いてますが皆さまお元気ですか?

お家にいる時間が長いと

ダラダラ食いや間食が増えてませんか?

今の時期はできれば

歯医者さんに行く理由を作りたくない!

そこで今回は虫歯のおはなし。

虫歯になる原因を理解して、

正しい予防をしていきましょう!

少し長いので時間に余裕のある時に

見てくださいね♫

 

まず、歯科の三大疾患は

◯虫歯 ◯歯周病 ◯咬合性外傷

といわれていますが、今回は

「虫歯になる4つの原因」について

 

①細菌(虫歯菌)

お口の中には300種類もの細菌がいるといわれていますが、その中の「虫歯菌」と呼ばれる細菌が原因で虫歯は発生します

主な虫歯菌は

ミュータンス菌とラクトパチラス菌

②糖質

食べ物に含まれる糖質(特に砂糖)は、虫歯菌の大好物です。この糖質がエサとなって酸を作り、歯垢(プラーク)が作り出されます

③時間

虫歯の原因となる糖分が長時間お口の中にあると、虫歯はどんどん進行します。←ダラダラ食いが良くない理由はここにあります。食後に歯磨きをする事はもちろんですが、できない時は、お口の中をゆすぐだけでも予防に有効です

④歯の質

歯がつくられる時の環境の違いなどで個人差はありますが、歯の硬さや唾液の力によって虫歯になりやすい人がいます。次に説明しますが唾液の存在はとても大きく、歯の再石灰化に必要です

 

上の図にあるように、上記4つの条件が重なった時、虫歯が発生してしまいます

 

次に虫歯の進行について

飲食をすると、その直後に虫歯菌が糖分を栄養にして酸を作り、歯垢(プラーク)が酸性になります。この時、エナメル質(歯の表面)の内側からカルシウムやリンが溶け出していく「脱灰」反応が起きます。その後30分ほどで、唾液の働きにより酸が中和され、カルシウムなどのミネラル成分がエナメル質内に戻ってくる。これを「再石灰化」といいます。この脱灰と再石灰化のバランスがうまくとれている限り虫歯は発生しませんが、糖分を口にする回数が多すぎたり、歯垢(プラーク)がたくさん沈着してるとこのバランスが崩れ、歯の質の弱い部分から虫歯が進行していきます。他にも理由はありますが虫歯になりにくい方は、このバランスがうまく保たれてるんですね

 

再石灰化とは→お口の中で常に起きている現象で、脱灰から歯を守る「唾液」の自然治癒のメカニズムです

 

 

では先程からちょこちょこ出てくる

歯垢(プラーク)とは?

歯の表面についた白っぽいネバネバした汚れです。プラーク…えらいシュッとした名前つけられてますが、歯垢(プラーク)は別名「歯牙細菌苔」ともいい、単なる食べカスではありません。生きた細菌の大集団が歯の表面に苔のように密生するのです。わずか1mgの歯垢の中に、億単位の細菌が生息してるといわれています。恐ろしいですね〜放っておくと、歯周病にも関係してきますよ

歯垢(プラーク)=目に見えるセルフケアで退治可能な虫歯菌の塊 です

そんなプラークちゃんですが、お口をゆすいだりデンタルリンス等では退治できません。歯ブラシで正しい歯磨きをしてはじめて退治できます。どんなに時間のない時でも、1日に最低1回は必ず歯磨きをしてください。放っておくと「歯石」へと成長し、セルフケアでは解決できなくなります。歯石の除去は歯科医院でしか行えません。歯垢(プラーク)は歯に残さない!こまめな歯磨きを心がけましょう

 

ふ〜〜…長い…疲れましたね

さぁあともう少し!

まとめると、、、

 

糖質の多い飲食物を控え(シュガーコントロール)

歯磨きで歯垢(プラーク)を取り除き(プラークコントロール)

フッ化物(フッ素)を使って歯を強く(歯質の強化)

する事で効果的な虫歯予防になります

「歯と食」でもお伝えしていた、歯の土台を作る良質なタンパク質、歯の再石灰化に必要なカルシウムやリン、これらがうまく働くためのビタミン(A.C.D)等の栄養素も必要です

何歳になっても食べたい物を美味しく・楽しく食べれるように、食生活にも気をつけてくださいね

 

最後までご覧いただきありがとうございました

それではまた(^^)/~~~