10年前に前歯の被せ物が欠けて来院されました。右下の歯が無く、左上の被せ物も外れていました。噛み合わせが深くなってきており、噛み合わせの平面もガタつき、被せ物の形態不良もあって、しっかり噛めていない状態でした。顔貌の非対称やレントゲン写真から左側の噛み合わせが低くなってきていて、顎が左にずれていることが分かりました。
日常生活で顎がずれるような習癖があったため改善していただきました。そして、バランスがよくなるように噛み合わせの平面を整え、高さを左右対称にし、矯正治療で歯並びも整えました。歯がないところにはインプラント治療をし、ジルコニアセラミックという硬くて綺麗な被せ物で補綴しました。左下6番目の歯の状態はあまりよくありませんでしたが、ご自身の歯を残して使ってもらい、5年後に抜歯、インプラントをしました。
初診で来院していただいてから10年経ちましたが、良好な状態を保ち、患者さんも大変喜ばれています。
CASE
症例紹介