診療案内
態癖
(生活習慣指導)
日常の「癖」で歯並びや噛み合わせが悪くなることがあるのをご存知ですか? 特に永久歯への生え変わり時期のお子様は、歯が動きやすい環境にある上、噛み合わせを左右する大切な時期であるため要注意です。知らず知らずのうちに行っている癖を知り、お口の問題を改善するアドバイスを行います。
態癖
態癖とは、日常の生活習慣の中で行っているお口に悪い影響を及ぼす癖のことです。歯は、50gほどの弱い力でも持続的に加われば動いてしまいます。日常での食いしばる癖や寝方、頬杖など、ささいな癖が長期にわたることにより、噛み合わせや歯並び、顎関節、さらには全身に影響を与えることもあります。反対に、生活習慣を見直すことで、お口の問題を解決できることもあるのです。当院では細かなカウンセリングによって、症状の軽減、全身の健康のための生活習慣指導を行っております。
身体の歪みに影響
噛み合わせは、全身のバランスの一つです。噛み合わせが悪いと、全身の姿勢が歪みます。反対に姿勢の歪みは、噛み合わせを歪ませ、歪みの悪循環を引き起こします。まずは身体を歪ませる生活習慣に気づき、よくない生活習慣を改めることが、全身のバランスケアの第一歩です。意識のコントロール次第で態癖は改善できます。
態癖チェックリスト
- Check1
- 寝るときの姿勢はどうですか?
- Check2
- 読書するときなど、頬杖をついていませんか?
- Check3
- テレビをどんな姿勢で見ていますか?
- Check4
- 過去も含め、爪を噛んだり指しゃぶりをしていませんか?
- Check5
- お口を使うような楽器をしていませんか?
態癖の種類
1.口まわりの筋肉へかかる力の癖
爪噛み、唇を巻き込む、エクボをつくる、指しゃぶり…など
2.頬から下の部分に加わる力の癖
頬杖、横向き寝、うつぶせ寝、体育座りで顔を膝に乗せる…など
3.肩・首の上を歪ませる力の癖
重い荷物、食事の姿勢、趣味の読書やゲーム…など
態癖の例:頬杖を続けていると、手の当たっている部分の歯が内側へ倒れる